この女といふもの、齢30になりたる

さまよひゆれたるこのごろの女の気持ちを徒然と書き連ね

脱・社畜したアラサーの顛末

なんか、アラサーくらいの悩んでる女子がたくさんはてなにいそう。

ちょっと読んだ同世代のブログ(申し訳ないので、引用しないでおこうかな。あのテンションが毎日ダダかわりすぎるんだけど、常にやや躁ぎみってのが、ほんと疲れてるんだなぁ・・・大丈夫かい?って心配になる)が、既視感ありすぎて、頭がんがんぶつけそうになった。

わたしはもてない社畜だったけど。もてなくて、もてなくて、そらひどかったけど。

 

アメブロってやっぱりそういうの吐き出せる場じゃないもんね、たぶん。

FBのメインストリームは充実の休日★旦那と出かけたよ★こんなにベビが大きくなりました★というリア充三原則に基づかれてますしね、おそらく。

ツイッター、最近やってないけど、ガチなヲタがメインストリームだしね、やっぱり(KPOPにどはまりしてたころ私も毎日つぶやきまくってたなぁ。。。)。

 

ちょっと自分のこと勝手に話すけども、私も「もぉ~こんな社畜いやだYO、おーがにっくな生活するんだい★★私らしく生きたいの★」って疲れ果て思考停止した状態で、新卒から大変お世話になったいい会社(社畜だったけど、離れてわかる故郷の良さな)をやめた。

多分、逃げだった。ストーリーをあとづけしてそれらしく言うこといくらでもできるけど、ほんとは限界感じてたんだと思う。仕事にも、自分の能力にも体にも。でもそこでやめてなければ多分今もその会社にいたと思うけど、這いつくばりながら。

んで間も空けず転職したら、そこが地獄の三丁目。はたからみればクリーンでナチュラル☆みたいな会社だったんだけどね。

OTSUBONEというか同世代の同僚に、真綿で首を締めるように毎日追い詰められ、いじわるされ、女子の陰湿さと企業体質(家族経営とか。情報出てないんだもん)にまんまとやられてしまい、3ヶ月で退職。まさに心神耗弱っていうのかな。いまだにフラッシュバックすることもあるくらい辛かった。

その時友人とシェアルームしてたんだけど、当時を振り返って「毎日終電帰りで、帰ってきても仕事終わらないって泣きながらパソコン開いて夜中まで仕事して、でいつも仕事ができない自分が悪いって責めてて、異常だった」と言われた。

3ヶ月でやめちゃうなんて、なんて不甲斐のない仕事の出来ない人間なのだ、と自分を責めたし、一切の自信もなくなった。そして、人生の成功モデルから脱落したと思った。(この会社というよりも、もう社会人として働ける自信をすっかりなくしてしまったのだ)いやあしんどかった。会社からは逃げられてよかったんだけど、バイタリティとか信念だとか自信だとか人を信頼することだとか、今まで自分を前に進ませていたあらゆるものが、消えはててた。ここは砂漠かな、絶望かな、私は一生社会復帰できないニートになるのかな、みたいな。挫折はいくつか経験してきたけど、そういうものとはまた違うなんていうかな、この無力感。ていう感じ。

でももっとひどくなる前でよかったのだ。

結果論だけど、外れても何も怖いことはない。早く逃げてよかった。私の中の健全な魂が私を守ってくれたと思う。

そこからざっと流すと、状態を知った家族から捕獲され実家にすごすごと帰り、(シェアしてた友人とか家族にはほんと感謝してる)ブラブラとニートし、でまたあの業界に戻るの怖いってことで、公務員試験勉強して運良く受かり、会社辞めて半年後には、地元の自治体で職場復帰した。今新しい職場でもう一年半経った。

私の場合は運良く早く社会復帰できたけど、自分の体と心はそんなに強くないってわかった。今いる場所が、自分が大学とか新卒の時居たかった場所でもない。

でも私がこれを選んだのだ。

そしてこの社畜から無職から公僕の流れで、自分がやりたかったことが向いていなかったという絶望的な事実もつきつけられた気もする。

東京でキラキラしたような遊び方をもうできない。

ダイナミックな仕事をもうできない。

でも仕方ない。自分で選んだんだから。そしてそれを気づけたこと、自分を客観的に、そして理性的に捉えられる目をもてたことが収穫かもしれない。

自己実現神話を信じていた時代は終わったんだろう。

己が器を知ることは、そんなに悪いことではない。

現実的にひそやかに今は生きてる。でも昔よりはいくぶんも幸せだよ。

昔の自分にも、やめちゃいなよ、と言うと思う。無理してがんばって這いつくばって、自分の器を過信するのはやめようって。あんた自分が思ってるほど、仕事できるわけでも、虚勢はって生きられるタイプでもないからと。

でも実際その日々があったからなわけで、なにも悪いことばかりではないけれど!ないけれど!ね、体を壊す前に!どうか、こぴっと自分を大切にしてくりょう。とおらは思うんだよお。(花子とアンにはまっております)

ごきげんよう、さようなら。